新調した新生児用のドクターカー=姫路市下手野1、姫路赤十字病院
新調した新生児用のドクターカー=姫路市下手野1、姫路赤十字病院

 生まれたばかりの新生児を専用に運ぶドクターカーがあるのをご存じだろうか。命の危険がある状態の赤ちゃんを、高度な医療環境をそろえた病院まで搬送する車両だ。兵庫県内の「総合周産期母子医療センター」では、県立こども病院(神戸市中央区)と姫路赤十字病院(姫路市)が所有する。少子化で地方の産科が減少する中、出動件数は増えており、安心して出産できる環境づくりに一役買っている。(小谷千穂)

姫路赤十字病院に4代目登場 出動は3割増、産科減が背景

 姫路赤十字病院に今年3月、新しい新生児用ドクターカーがお目見えした。1990年に初めて導入して以来、4代目になる。

 温度や湿度を適切な状態に保つ「保育器」2台を床面に固定でき、揺れを抑えて安全に運ぶことができる。2人同時に運べるのは全国的に珍しいといい、双子の搬送を想定している。