アスベスト(石綿)による健康不安、中皮腫や肺がんとの関連などについて電話相談に応じる「アスベスト健康被害全国一斉ホットライン」が22、23日に開設される。NPO法人アスベスト被害者救済基金(神戸市中央区)が主催する。フリーダイヤル0120・349・931で、両日とも午前10時~午後6時。
アスベストの健康被害は、潜伏期間が30~50年と長く、本人が気づかずに吸引したり、労災と認められにくかったりするため、補償や救済の対象になっていない事例も多いとみられる。
昨年のホットラインには40件以上の相談が寄せられた。2025年に兵庫県内の男性(当時47歳)が腹膜中皮腫で亡くなったが、遺族からの相談をきっかけに過去の屋外工事で吸引した可能性が分かり、労災認定につながったケースもあったという。
ホットラインは、NPO法人じん肺・アスベスト被災者救済基金(神奈川県横須賀市)との共催で、10回目。アスベスト被害は、05年に機械メーカー「クボタ」旧神崎工場(尼崎市)の元労働者や周辺住民の健康被害が社会問題化した。阪神・淡路大震災の被災地で建物解体による影響も懸念されている。(若林幹夫)























