軽快な動きでダンスの練習をする生徒ら=いずれも1日午後、神戸市中央区楠町4、湊翔楠中学校(撮影・斎藤雅志)
軽快な動きでダンスの練習をする生徒ら=いずれも1日午後、神戸市中央区楠町4、湊翔楠中学校(撮影・斎藤雅志)

 神戸市立中学の部活動を民間団体などが担う「コベカツ」が1日、始まった。教員が顧問を務める従来の部活は8月末で終了し、地域の民間クラブに活動の主体を移す。少子化や教員の負担軽減を背景に全国で地域展開(地域移行)が進む中、平日、休日ともに完全移行するのは全国の政令市で初めて。

 コベカツの登録団体は計1051団体(8月25日時点)。会費の平均は月額3200円で、市は1人あたり月1500円を補助するほか、加入が義務付けられている保険料を負担する。

 神戸市中央区の生田中では1日、同校を拠点とする「tamagocoro卓球クラブ」が初めての活動を行った。練習前に名札が配られ、チームが発足。クラブを運営するTKホールディングス代表の玉野興昌さん(49)は「教育現場に民間が入る。何もかも初めてで不安はある」と話す。チームに加わった烏帽子中(神戸市灘区)2年の男子生徒(13)は「通いやすさやレベル、時間など比較して決めた。強い選手になりたい」と話した。

 多彩な活動の場が提供され、生徒の選択肢が広がるメリットもある。

 従来、市立中学にダンスの部活動はなかったが、湊翔楠中(同市中央区)では「Pro…ダンスクラブ」が活動を始めた。夢野中(同市兵庫区)1年の女子生徒(12)は心待ちにしていたといい、「今日知り合った子たちといろいろなダンスを踊りたい」と笑顔で話した。(合田純奈)