プラダ、グッチなど世界的なハイブランドの路面店や、大企業のオフィスが集まり、洗練された雰囲気をまとう東京・青山。あちこちで大型開発が進む中、昔からここで商売を続ける地元の店舗や街並みのにぎわいを取り戻そうと、地域の経営者らが一般社団法人「青山まちづくり協議会」(東京都港区)を立ち上げた。理事長を務めるのは、旧篠山藩主青山家の末裔(まつえい)である青山忠靖さん(70)。青山と丹波篠山市の不思議な縁を街の活性化に生かす。(竜門和諒)
■失われゆく商店や地域文化憂い
青山家は、三河国(現愛知県)にルーツがあり、戦国時代に徳川家康に仕えて江戸に入ったという。馬が駆けた範囲を任されたという逸話が残っており、青山家が屋敷を構えた一帯が後に青山と呼ばれるようになったとされる。
その後、青山家の本家は国替えを命じられ、浜松藩主、丹波亀山藩主を経て、篠山藩主となり、1869(明治2)年の版籍奉還、71年の廃藩置県を迎えた。























