東京電力は福島第1原発3、4号機の共用排気筒(高さ約120メートル)の解体作業を来年夏に開始する計画を明らかにした。放射線量が比較的低いことが確認できたため、作業員が筒身に近づいて切断する。解体は、3号機の溶融核燃料(デブリ)の取り出しに必要な設備の敷地確保が目的。2028年内の完了を見込んでいる。
3、4号機排気筒の線量(24年6月測定)は筒の内側が毎時約8~76マイクロシーベルト、外側が同約20~80マイクロシーベルト。既に上半分を撤去した1、2号機の共用排気筒に比べて線量が低かった。1、2号機排気筒では作業員の被ばくを抑えるため、クレーンで切断装置をつり上げ、大半を遠隔操作で作業した。
3、4号機排気筒周りでは今月下旬、地表からの放射線を遮蔽するためのコンクリート打設や周辺の配管撤去などの準備作業に着手。その後、解体の進捗に合わせて上下する油圧式の足場を設置する。作業員らは足場に立ち、ガスバーナーで段階的に排気筒を切断、分割していく。























