神戸-山東泰山 後半、ゴールを決める神戸の酒井。2-1とリードする(撮影・斎藤雅志)
神戸-山東泰山 後半、ゴールを決める神戸の酒井。2-1とリードする(撮影・斎藤雅志)

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は2日、東地区の1次リーグがあり、昨季J1王者のヴィッセル神戸はノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でのホーム初戦で山東泰山(中国)に2-1で競り勝ち、初勝利を挙げた。神戸は1勝1分けで勝ち点4とした。

 ホーム初戦で、神戸は先月復帰したDF酒井が初勝利の立役者となった。1-1の後半6分。ペナルティーエリア付近でこぼれ球を拾うと、フリーで右足を一閃(いっせん)。勝ち越しゴールを挙げた。

 6月末に右足薬指を骨折。離脱中は長くボールを触れないもどかしさと葛藤しながら、「チームがいいサッカーをしている要因はどこにあるのかを注意深く観察し、そのイメージをできるだけ持った」と言う。

 9月17日にACLE初戦のブリラム(タイ)戦で3カ月ぶりに実戦復帰。「5~6割」という状態でPKを与えかねないプレーもあり、「自分らしくないプレーをした」と省みる。同月22日のJ1リーグ、古巣新潟戦で今季初ゴール。徐々に試合勘を取り戻し、「もう一度自分がチームの力になることを証明する」という言葉を形にした。

 チームは最近の勢いそのままに出足が鋭く、前半14分、扇原のFKに宮代が頭で合わせて先制した。開始15分前後での先制は公式戦4戦連続。前半のうちにCKから追い付かれたが、主導権を渡さなかった。

 吉田監督が「早く勝ち点を重ねた方が予選突破しやすい」と重視する序盤戦で貴重な1勝。過密日程が続く9月中旬からの公式戦を6戦5勝(1分け)とし、6日のJ1リーグ京都戦へ弾みをつけた。(井川朋宏)