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 番付が発表された大相撲九州場所では、日本相撲協会が「兵庫県出身」としている関取がついに不在となる。9月に元大関貴景勝(芦屋市出身)と元関脇妙義龍(高砂市出身)が相次いで引退。「関取ゼロ」は2010年7月の名古屋場所以来となる。

■屈指の力士輩出県

 衝撃的ではあるが、下を向いてはいられない。関取の座を狙う幕下には、郷土力士が5人。東京や神奈川などに次ぐ全国5位タイの多さで、兵庫が屈指の力士輩出県であることに変わりはない。