バレーボールの大同生命SVリーグは15日、兵庫県姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館で行われ、女子のヴィクトリーナ姫路は3-1でデンソーエアリービーズを下し、連敗を2で止めた。姫路は通算23勝14敗。
姫路は、12日に今季限りでの現役引退を表明したパリ五輪代表の井上愛里沙のスパイクなどで第1セットを26-24で先取。第2セットは21-25で落としたが、第3セットは25-23、第4セットもアナ・フヂゲルのスパイク、ミンニャ・オスマジックのブロックなどで25-22で競り勝った。
注目のルーキー秋本美空(みく)も第1セットに本拠地デビュー。2012年ロンドン五輪銅メダリストの大友(旧姓)愛さんを母に持つ18歳は、1月に全日本高校選手権(春高バレー)で共栄学園(東京)を19大会ぶりの日本一に導いた。
秋本は8日の敵地でのNECレッドロケッツ川崎戦で初出場し、ホーム姫路ではこの日がお披露目となった。
【ヴィクトリーナ姫路】2016年、日本初のプロバレーボールチームとして発足。18年に前身のVリーグ2部(V2)に参戦し、翌年にV1昇格。V2に降格した昨シーズンは全勝優勝を飾り、その勢いで迎えた今季、12月の全日本選手権でクラブ初タイトルとなる皇后杯を獲得した。パリ五輪に出場した宮部藍梨(兵庫県尼崎市出身)、井上愛里沙らが在籍する。井上は今季限りでの引退を表明している。