明治安田J1リーグ第16節第1日の10日、ヴィッセル神戸は、敵地の東京・味の素スタジアムでFC東京と対戦し、終了間際にPKで失点して0-1で敗れた。昨年5月以来1年ぶりの連敗を喫し、6勝3分け5敗で勝ち点21のままとなった。
チャンスで決めきれないまま時間が過ぎ、最後に悪夢が待っていた。終了間際、ペナルティーエリア内での混戦でボールが本多の右腕に当たり、PKに。これをマルセロヒアンに決められた。
前半に好位置から2度のFKを得たが、得点に結びつけられなかった。2戦連発中だった宮代も決定機のシュートを阻まれた。
前半から再三、カウンター攻撃を浴びた。後半の大ピンチは、1対1でGK前川が上半身ではじいた。後半途中からは負傷明けのDFトゥーレルが4試合ぶりに出場。最終ラインに安定感をもたらしたはずだったが、最後に不運もあって失点を許した。
前節のC大阪戦は、いずれも速攻で今季最多の3失点を喫し、2年ぶりの逆転負け。吉田監督は「悔しい敗戦を次につなげるように」と、間延びした距離感の修正を図った。「敗戦に意味があるかどうかはこの試合にかかってくる。チーム一丸で勝つだけ」と、気持ちを込めて戦ったが、結果は連敗となった。