阪神-巨人 8回裏1死、佐藤輝明(右から2人目)が本塁打を放ち沸き立つベンチや観客=29日午後、西宮市の甲子園球場(撮影・斎藤雅志)
阪神-巨人 8回裏1死、佐藤輝明(右から2人目)が本塁打を放ち沸き立つベンチや観客=29日午後、西宮市の甲子園球場(撮影・斎藤雅志)

 今年は間違いあらへん-。プロ野球で2年ぶりのセ・リーグ制覇へ突き進む阪神タイガースは29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で約1カ月ぶりとなる試合に臨んだ。高校野球に明け渡した長期ロードを14勝7敗1分と大きく勝ち越して帰還。久々の本拠地は覇権奪還を確信する虎党の大歓声に包まれた。

 5月17日から首位に座ること3カ月以上。1990年(130試合制)に巨人が記録した2リーグ制以降で最も早い優勝決定(9月8日)の更新も視野に入る。2位巨人との伝統の一戦を見届けようと、31日までの3連戦も入場券は完売。観戦に訪れた西宮市の小学6年生の2人は「絶対優勝できる」と断言した。(初鹿野俊)