フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯は7日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕する。6日は公式練習があり、女子は今季限りでの現役引退を表明している坂本花織(シスメックス、神院大出身)、男子は鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、初のGP出場となる垣内珀琉(ひょうご西宮FSC)らが調整した。
坂本はフリー曲「愛の讃歌」をかけながら連続3回転ジャンプなどを決めた一方、転倒もあった。今大会は連覇とともに、ミラノ・コルティナ五輪の選考に関わるGPファイナル出場が懸かるため、「今年のNHK杯は本当にミスが許されない」と気を引き締める。
それでも、過去4度出場して3勝と好相性の大会とあって、「NHK杯からいつもギアが上がり出す。今年も期待してます」と表情は明るい。
垣内は約1カ月前に右足首を負傷。氷に乗れない時期が続いたが、フィットネスバイクをひたすらこぐなど出場を目指してきた。「夢みたい」と目を輝かせた19歳は、「ここまで来たら楽しもうと思う」と憧れの舞台で持てる力を出し切る。(船曳陽子)
























