世界王者を目指す選手たちが全国から集まり、しのぎを削るボクシングの聖地後楽園ホール
世界王者を目指す選手たちが全国から集まり、しのぎを削るボクシングの聖地後楽園ホール

　「殴られても倒れなければ、ケンカに負けはない」「ボクシングに名を借りた男の生きざまだ」。僚紙デイリースポーツで１９９６年からボクシング取材に関わり、この連載を担当した記者が実際に書いてきた言葉だ。血を絞るような減量、拳の骨折を秘して闘う勇気、試合前のボクサーの遺書を「覚悟」とたたえた。