神戸-清水 前半、ヘディングシュートを決める神戸の永戸(41)=撮影・丸山桃奈
神戸-清水 前半、ヘディングシュートを決める神戸の永戸(41)=撮影・丸山桃奈

 明治安田J1百年構想リーグ第11節第1日の1日、西で首位に立つ神戸は、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で4位の清水と対戦し、2-0で快勝し、2連勝を飾った。前半に永戸が頭で先制点を挙げ、後半に扇原が2戦連続のPKによる得点で突き放した。6勝3敗(うちPK戦1勝2敗)で勝ち点を19に伸ばし、首位を守った。

 今の神戸には、けが人が相次ぐ苦境もはね返すたくましさがある。神戸に帰ってきた前指揮官の吉田監督が率いる清水に、快勝で恩返し。直近3戦は苦しんだが、今回は危なげなかった。

 前半28分、今季リーグ戦初出場の飯野が前進してクロスを上げ、井手口がボレー。その浮き球に「ゴール前にいたら何かある」と詰めていた永戸が頭で合わせた。

 永戸は今季全9試合に先発し、攻守に躍動している。3月の名古屋戦では1得点1アシストをマーク。武藤や佐々木のけがに伴い、この日は不足するウイングの左を担った。「与えられた所で頑張り、出ている以上結果を残す。勝てば何でもいい」と貪欲に勝利を追求。負傷中の佐々木に「点を取ってください」と頼まれると、約束通り、電話をかける佐々木のパフォーマンスを見せた。

 「集中した入り方ができれば先制点を取れる」(扇原)とがっちり流れをつかむと、後半15分ごろには敵陣深くに進入した飯野のクロスが相手のハンドを誘い、PKを獲得。2戦連続でPKを務めた扇原がGKの動きを見て右下に決めた。

 主将の山川をけがで欠き、前半のうちに広瀬が負傷交代するアクシデントも何とか乗り切った。スキッベ監督は「チーム力に非常に満足している。選手が攻守に解決策を探し、ギリギリの中でよくやってくれている」とたたえた。(井川朋宏)