今年1月、片脚を失って兵庫県稲美町内で保護された雌のコウノトリに、本格的な義足をつくるプロジェクトが進んでいる。県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)での治療に、リハビリなどに関わる人材の育成に取り組む「神戸医療福祉専門学校三田校」(同県三田市)が協力。義手や義足づくりの専門家でつくるチームが手掛けた試作品を試着させたところ、早速一歩を踏み出せるようになったという。(阿部江利)
義足での“リハビリ”に励むのは、個体番号「J0325」。昨年5月に豊岡市内で生まれ、けがの悪化で左脚の下半分を失った後も各地を転々とした。同公園に保護されて元気を取り戻した後、松本令以獣医師(46)らに手づくりの義足をつけてもらい、両足で立てるよう治療を受けていた。
報道で治療について知った同校教員の川上紀子さん(29)は、学校を通じて同公園に協力を打診。国家資格の取得を目指す「義肢装具士科」の教員7人でチームをつくり、プロジェクトが始動した。人間同様、まずは義足を取りつける脚の型を取る作業を実施。3月末に石こうで型を取り、構想も含め約2週間で試作品を仕上げた。
義足は先端部が痛くならないよう、脚全体で体重を支える構造。「ソフトインサート」と呼ばれるブーツ状の部品で脚を包み、ブーツごとプラスチック製のケースに固定して使う。インサートのウレタン素材は、内側を軟らかく、外を硬くして脚への負担を減らしたほか、実際の脚と同じ角度で立てるよう、脚代わりの棒材と固定する角度も変更できるようにした。
川上さんによると、コウノトリの脚は人間の脚よりも細く、形状が複雑。脚に接する部分につける「ソフトインサート」をいかに密着させるかに苦心した。「装具士はフィッティングが命。初めての挑戦だが、試着させ、うまく体重が義足に乗せられたのを見て感動した」と笑顔を見せる。
松本獣医師も「脚の長い大型鳥類への義足装着は初めてでは」とし、「当初の義足はぐらぐらして力が入れられていなかったが、試着したとたん今にも歩き出しそうな雰囲気だった。歩くのは難しくても、片脚で立ち続けていた右脚への負担が減らせるのではないか」と話す。初日時点で、すでに義足を軸に右脚を踏み出せたという。今後も素材や形状の改良を重ねる予定だ。

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