自社で育てた但馬牛を「但馬玄(たじまぐろ)」としてブランド化している上田畜産(兵庫県香美町小代区神水)は、直売店「牛匠(ぎゅうしょう)上田城崎店」(同県豊岡市城崎町湯島)の店頭に、但馬玄の自動販売機を設置した。
中落ちカルビタレ漬け(250グラム2千円)、カルビ焼き肉(同)のほか、ローストビーフたたき用のモモブロック(200グラム2千円)、すき焼き・しゃぶしゃぶ用のクラシタ(300グラム5千円)、ブリスケ(350グラム3千円)など、店でカットして冷凍した肉をそろえる。
一番人気は、どの商品が出てくるか分からない「肉ガチャ」。200グラム3千円だが、いずれも3千円以上の商品が出てくるといい、ステーキなどが当たって大興奮のお客さんも。
自販機は、城崎温泉街を訪れる観光客に但馬牛の魅力を知ってもらおうと設置した。上田畜産の上田美幸専務は「お客さんとのコミュニケーションにも役立っている。多くの人の目に触れて、但馬牛の認知度アップに貢献できれば」と話した。
24時間稼働で、今後、クレジット決済にも対応する予定。店の営業中(午前10時~午後6時)は、保冷剤なども有料で提供する。同店TEL0796・32・4129(水曜休み、不定休あり)
(長谷部崇)