神明あかふじ米第３５回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会・但馬ブロック大会（但馬少年野球連盟、神戸新聞社など主催）の準決勝、決勝が２７日、同県豊岡市竹野町須谷の竹野中央公園であった。養父カープが５－１で田鶴野クレインズを破り、２度目の優勝を果たした。両チームは８月に神戸市で開かれる本大会に出場する。（丸山桃奈）

　２０年ぶりに頂点に上りつめた養父。１－１の同点で迎えた四回に１点を追加。最終の六回には、山下力也主将の左前打で２死一、二塁とし、相手守備の乱れもあり、３点を追加してリードを広げた。田鶴野も三江侑大主将の三塁打や盗塁で出塁を重ねたが、相手の守備を崩せなかった。

　養父の山下主将は「追加点が入った時は鳥肌が立った。相手は強かったが、チーム全員で打って守って勝ち取った」と総括。本大会出場も決まり、「監督のおかげでここまで勝ち進んだ。優勝して、兵庫県一の監督にする」と話した。

　田鶴野は点差を広げられても、最後まで諦めないプレーを見せた。三江主将は「反省点も見つかったが、良い試合ができた。本大会では対等に戦えるように、練習を積み重ねる」と力強く語った。