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ホールの音響チェックを兼ねて夏季集中トレーニングを行う佐渡裕さん率いるスーパーキッズオーケストラ=やぶ市民交流広場
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ホールの音響チェックを兼ねて夏季集中トレーニングを行う佐渡裕さん率いるスーパーキッズオーケストラ=やぶ市民交流広場
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ホールの音響チェックを兼ねて夏季集中トレーニングを行う佐渡裕さん率いるスーパーキッズオーケストラ=やぶ市民交流広場
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ホールの音響チェックを兼ねて夏季集中トレーニングを行う佐渡裕さん率いるスーパーキッズオーケストラ=やぶ市民交流広場
養父市の芸術監督として抱負を語る青柳いづみこさん=やぶ市民交流広場
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養父市の芸術監督として抱負を語る青柳いづみこさん=やぶ市民交流広場
養父市の芸術監督として抱負を語る青柳いづみこさん=やぶ市民交流広場
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養父市の芸術監督として抱負を語る青柳いづみこさん=やぶ市民交流広場

 兵庫県養父市は新文化会館「やぶ市民交流広場」(同市八鹿町八鹿)を9月14日に開館させる。ホールに加え、公民館や図書館、公園の機能を持つ複合施設で市民が集うまちづくり拠点を目指す。世界的指揮者の佐渡裕さんが指導するスーパーキッズオーケストラが26日、練習に訪れ、佐渡さんがホールの音響チェックなどを行った。(桑名良典)

 グンゼ八鹿工場跡地に建設された同会館は、すでに本体工事が完了し、今後は、備品などの搬入が行われる。9月12日には記念式典を行い、一般利用は同月14日からとなる予定。その後も開館記念として、劇作家平田オリザさんの講演会や、大阪桐蔭高校吹奏楽部の演奏会などが開かれる。

 ホールは651席を備え、舞台上の高さが11・5メートルで音響に優れているのが特長。この日午後、スーパーキッズオーケストラのメンバー約40人が練習を始めた。佐渡さんは「音の色や質が良好で、豊かな響きが感じられる。ネット動画ではなく、空気の振動を感じて、生演奏が楽しめるホール」と話した。

 広瀬栄市長は「コロナ収束後の新しい時代に向けて、エネルギーを生み出す拠点にしたい」と述べた。

 今後の主な開館記念事業は次の通り。

 佐渡裕さん指揮兵庫芸術文化センター管弦楽団(9月11日)▽開館記念式典・ピアノコンサート(12日)▽平田オリザさん講演会(16日)▽市吹奏楽祭(19日)▽ハーベストフェスティバル(10月24日)▽子ども歌舞伎公演(12月12日)▽大阪桐蔭高校吹奏楽部演奏会(12月25日)▽青柳いづみこさんコンサート(1月16日)

■養父市の芸術監督・青柳さん 「家庭的な企画を」

 養父市の芸術監督を務める、文筆家でピアニストの青柳いづみこさんが26日、新文化会館「やぶ市民交流広場」で就任会見を開いた。市の印象を「素朴で温かい」と話し、市立ホールでの音楽鑑賞を中心に、市民ニーズに応じた文化イベントへの意欲を語った。また、9月に開館する新ホールについては「ワークショップなど家庭的な企画を展開していきたい」と語った。

 青柳さんは1950年生まれで東京都在住。母親が同市の出身という。祖母の宿南八重さんは八鹿町の教育委員を務めるなど地元の人材育成に携わった。

 この日はまず、完成した新ホールで、ドビュッシーの「月の光」を情感豊かにピアノで奏でた。

 会見では、おおやホール(同市大屋町山路)やビバホール(同市広谷)、ノビアホール(同市関宮)に触れて「地域に根差した活動を行っており、私もサポートしていきたい」と語った。最後に「演奏者と受け皿となる企画者、聴衆の市民が三位一体で、活動を盛り上げていきたい」と抱負を述べた。(桑名良典)

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