兵庫県警豊岡署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、豊岡市の飯田範子さん(61)に感謝状を贈った。飯田さんは金融機関で偶然居合わせた女性が電話をかけながら現金自動預払機(ATM)を操作していることを不審に感じ、窓口の職員に報告してとどまらせた。
飯田さんは9月28日、市内の金融機関を訪れた際、ATMコーナーで「ここを押すんですね」などとスマートフォンで話しながら操作をしている女性(68)を目にし、「何しとんさるん?」と声を掛けた。女性にけげんな顔をされ、通話の相手は金融機関の人だと返答もされたが、「なぜ窓口もあるのにわざわざ電話をするのだろう」と不審に感じ、職員に知らせたという。
通報を受けた同署の署員が対応し、詐欺だと判明した。同署によると、女性の自宅に「還付金が戻ってくる」との電話があり、指示通りにATMで操作をしていたという。
同署で尾上広行署長から感謝状を受けた飯田さんは「もし間違いだったらどうしようと不安だったけど、貢献できてよかった」と話していた。(石川 翠)









