兵庫県豊岡市中央町のカバンストリートにあるかばん専門店「オルター・エゴ」が、近隣に財布専門店「マチック」をオープンした。革の特性を生かした重厚感のある商品が並んでいる。

　オルター・エゴは、市内のかばん業者から独立したオーナーの土生田直樹さん（４３）が２０１５年に開業。１枚の革から手作りした一点物のトートバッグなどを手掛けてきたが、財布のオーダーメード希望も多く、新店舗を開いた。

　店内には、シンプルな黒い牛革の長財布や、突起のある白いワニ革の財布など十数万円の商品が並ぶ。商品を見本にオーダーメードをする人が多いという。

　併設して地元コーヒー店の豆を使用するカフェも同時にオープンする予定だったが、新型コロナウイルス禍で資材の調達が遅れており、３月ごろに開く予定。２月末まで来店客にコウノトリ育むお米を使用した甘酒などを振る舞っている。

　交通量の多い国道の交差点に面した立地で、土生田さんは「カバンストリート全体の活性化につながれば」と話す。午前１０時～午後５時。オルターエゴＴＥＬ０７９６・２１・４６２１

（石川　翠）