体育館の窓際で、物干しざおにつるされた毛布、じゅうたんなどがはためく。但馬地域を中心にクリーニング店を展開する兵庫県豊岡市の「白バラドライ」が、閉校した森本中学校(同市竹野町森本)の土地・建物を購入し、クリーニング工場へと変身させた。乾燥機をほとんど使わず、山あいを抜ける自然の風で乾かす独自の手法は、業界でも珍しい。前川敬一社長(53)は「環境にも、働き手にも、布団にも優しい」と胸を張る。(石川 翠)
森本中は、人口減の影響で2015年に68年間の歴史に幕を下ろした。施設の利活用を図る市の公募に応じて、同社が20年春に物件を取得。21年春から「森本工場」として操業を始めた。
但馬地域や京都府北部に約30店舗を構え、4工場で年間100万点ほどを洗濯する。森本工場では、毛布やじゅうたんなどの大型製品を専門に手掛け、年間約8万点を取り扱う。
コウノトリの野生復帰など同市の環境保全に共感した前川社長が、自社でも環境に配慮した方法を模索。蒸気ボイラーの乾燥機で使用される石油の消費を抑えようと、「原点回帰」で自然乾燥に挑戦した。
天井高は約8メートル。特注した約160本の物干しざおが連なる巨大な鉄の構造物を窓際に設置した。さおに毛布をかけると、チェーンベルトで最上部まで引き上げられ、ローラーでゆっくりと前方に運ばれる。
夏場の日中は窓を開けておくと1日で乾燥する。冬場は空気を動かす程度に扇風機を回せば2日間で乾き、仕上げのための乾燥機にかけて終了する。ボイラー乾燥の作業場は蒸し暑く、従業員は汗だくで働いていたが、自然乾燥の新工場は涼しくて広々としている。
見学して取得を即決したという。体育館は巨大な機械も設置することができ、風が吹き抜けて太陽光もよく当たる。洗濯に使う地下水の成分は飲料用にも適しているほどきれいで、汚れが落ちやすい軟水だった。
床の一部や舞台の撤去など少し手を加えたが、体育館の原形をとどめる。器具庫は休憩室に。残された卓球台は洗濯物のたたみ台になり、バスケットゴールの鉄柱は、洗い終えた大型テントの物干しざおに転用する予定という。
前職は化学メーカーの研究員だった前川社長。「繊維を傷めずに汚れを取る方法を考えてきた」といい、「長年使用でき、お客さんにとっても優しい」と話している。

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