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コロナ終息を願うかかしや地蔵と制作者の谷野祥敬さん=朝来市納座
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コロナ終息を願うかかしや地蔵と制作者の谷野祥敬さん=朝来市納座

 ユニークなかかしを道路脇や畑などに展示する「納座元気村 かかし祭り」が兵庫県朝来市納座で開かれている。農作物の保護だけでなく、ファン付きの作業服を着せて熱中症対策を啓発したり、家庭ごみを荒らすカラスの駆除に活用したりと、多様なニーズに合わせた16体が地区内に点在している。

 地元の住民たちは毎年夏にかかし祭りを開き、年末にはイルミネーションなどに取り組んでいる。昨年のかかし祭りで、東京五輪の選手を模したかかしを展示したが、祭り実行委員会世話役の安保衛さん(73)は「今年は暗いニュースが多く、ネタにできるものが少なかった」と話す。

 それでも、NHK大河ドラマをテーマにした「北条義時殿」や、カメムシの防除にドローンを操作する農家、地区でも愛好者が多いノルディックウオークをするかかしなどを用意した。「コロナの終息を願う」おばあさんと地蔵をセットにした作品も。安保さんは「かかし祭りが笑顔を取り戻す一助になればと思い、頑張って作った」と話す。

 地区の入り口に箱を置き、13日まで人気投票「かかし総選挙」も実施している。展示は26日まで。(小日向務)

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