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「第1回落語甲子園」でユーモアたっぷりに落語を披露した高校生=出石永楽館
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「第1回落語甲子園」でユーモアたっぷりに落語を披露した高校生=出石永楽館

 高校生が落語の腕前を競う「第1回落語甲子園」(神戸新聞社後援)が21日、兵庫県豊岡市出石町柳の出石永楽館で開かれた。北海道や東京、大阪など全国から集まった10人が、ユーモアたっぷりに熱演した。観客の投票で、古典の演目「粗忽長屋」を披露した大阪府の村松直さん(高座名・独楽家なおい丸)が、最優秀賞を受賞した。(丸山桃奈)

 同館では、地域活性化に取り組む住民やアマチュア落語家らでつくる実行委員会が、2018年から中学生以下を対象に「全国子ども落語大会」を開いてきた。過去の出場者が成長してきたため、新たな発表の場として、今夏から高校生の部を設けることになった。

 会場には100人余りの観客が詰めかけた。「明石家でこひろし」「ぴょんぴょん亭うさぎ」などの高座名をもつ出場者は、太鼓や三味線での生演奏の出ばやしで登場。それぞれの話芸で、物語に引き込み、笑いを誘った。

 「やかん」では、その名前の由来について語るやり取りを、表情豊かに披露した。観客の一人は「みんな勢いがあって、プロ顔負け」とうなっていた。

 最優秀賞の村松さんは「最初に『勝たせてもらいます』と言い切ったので、優勝できてうれしい。お客さんに笑ってもらえて、落語をしているなと実感した」と話していた。

 このほか、優秀賞には同県養父市の村上凜さん(なべやまろにぃ)、豊岡市長賞は同県宝塚市の嶋名雅照さん(シマヤま~宝)が受賞した。

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