但馬

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「スタッフ」の猫たちと足立薫さん=朝来市和田山町竹田
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「スタッフ」の猫たちと足立薫さん=朝来市和田山町竹田
アンティークな家具がそろった店内と北尾哲朗さん、美紀子さん=朝来市和田山町竹田
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アンティークな家具がそろった店内と北尾哲朗さん、美紀子さん=朝来市和田山町竹田
小麦の味を生かしたパンと東正志さん=朝来市和田山町竹田
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小麦の味を生かしたパンと東正志さん=朝来市和田山町竹田
手作りアクセサリーなどの店を開店した安保尚子さん=朝来市和田山町竹田
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手作りアクセサリーなどの店を開店した安保尚子さん=朝来市和田山町竹田
ポーセラーツの作品と山本瞳さん=朝来市和田山町竹田
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ポーセラーツの作品と山本瞳さん=朝来市和田山町竹田

 観光地のにぎわいが戻りつつある中、国史跡・竹田城跡(兵庫県朝来市和田山町竹田)の城下町で、店舗の開店が相次いでいる。保護ねこカフェや鶏料理店、パン工房に加え、市起業人財交流館でもアクセサリーや陶器、ネイルアートの3店舗がオープン。城下町の中心部を貫く県道では、2025年度の完成を目標に、電線の地中化工事も進められており、城下町の魅力が徐々に向上している。(小日向務)

■15匹の「スタッフ」おもてなし

保護ねこカフェ「Pili・Ohana」

 足立薫さん(53)は、空き家になっていた実家を改装し、「保護ねこカフェPili・Ohana(ピリ・オハナ)」を開店した。捨て猫などを保護した15匹が愛猫家をもてなしてくれる。

 足立さんは、9歳の時に最初の1匹を保護してからの猫好き。訪問看護師の仕事を辞めて1年間、丹波篠山市の保護猫カフェで飼育経験を積みながら開店準備をしてきた。

 店内の1階は「ねこルーム」と称する触れ合いのスペースと、喫茶コーナーに分かれており、それぞれ別に利用できる。猫たちは店舗2階で暮らしており、開店とともに階段を下りて「出勤」。撮影した動画が同店のインスタグラムに掲載されており、人気となっている。足立さんは「地域住民の交流に加え、観光客らにも利用してもらい、まちの活性化につながれば」と話す。

 ねこルームの入室は30分500円など。こだわりのコーヒー(500円)、ランチも用意している。セット割引もある。月・木曜定休。同店TEL090・7886・1269

■但馬や丹波の地鶏など提供

鶏料理店「SIGESOU」

 京都市出身の北尾哲朗さん(46)は、焼き鳥を中心とした鶏料理店「SIGESOU(しげそう)」を開いた。但馬、丹波のブランド鶏や地鶏などの料理を提供し、ランチには鶏だしのラーメンのセットも用意して、妻の美紀子さん(49)とともに切り盛りする。

 北尾さんは、鶏料理などを扱う飲食店に約20年勤務した。「自分の料理を極めたい。必要な食材が身近でそろう」と、朝来市での起業を決めたという。昨年10月に移住し、農家の手伝いをして仕入れ先も見つけている。

 厳選した原料と製法を工夫した塩ミンチのつくねをはじめとする焼き鳥メニューや、鶏の各種一品料理、自慢の鶏だしを使った水炊きに加え、地元産の野菜料理を供する。ランチにはラーメンやチキン南蛮セットもある。いずれも千円。

 一方、美紀子さんが趣味で集めた英国製のアンティーク家具を店内に置き、内装もこだわった。北尾さんは「まず地域の人に利用してもらい、観光客にも来てもらえる店に育てたい」と話す。水曜定休、木曜のランチは休み。同店TEL070・9069・1277

■小麦の素朴な味わい生かし

パン工房「ルピナス」

 パン工房「ルピナス」は商業施設「段々」にオープンした。城下町で3棟の町屋宿を運営する「竹田町屋寺子屋はな亭」と連携しており、小麦の素朴な味わいを生かしたシンプルなパンや、地域の特産・八鹿豚や但馬ビーフを使った商品も販売している。

 豊岡市でパン店や旅館で勤務していた東正志さん(58)が責任者を務め、チーズパンなど定番の10種類前後を販売する。レーズンやイチジクをふんだんに使ったパンも登場。2階には喫茶コーナーもあり、竹田城跡を眺めながらランチも楽しめる。但馬牛すき焼きサンドセット(1500円)や、八鹿豚ベーコンカツサンド(テイクアウトで500円)などもある。

 寺子屋はな亭とルピナスはともに、豊岡市城崎町の城崎温泉にある旅館「白山」のグループ。宿の朝食はルピナスで提供される。近く白山にもパンを届けるようにするという。

 パンは当面、基本全品200円。営業は金-日曜。同店TEL079・674・1255

■子育て奮闘中の女性3人が開業

起業人財交流館「KOUBA」

 旧竹田保育所を活用した朝来市起業人財交流館「ASAGOiNG・Garden・KOUBA」(朝来市和田山町竹田)では、子育て中の地元女性3人がネイルサロンや自作の陶器、アクセサリーの店舗をそれぞれオープンさせた。観光客の来店も歓迎している。

 安保尚子さん(37)はアクセサリーやドライフラワー作品を販売。結婚式や成人式、七五三などに合わせた注文が多い。店名は「Traumerei(トロイメライ)」で、インスタグラムのアカウント「Juicysmile916」でも販売している。

 山本瞳さん(36)の店舗「MODERNGRACE(モダングレース)」は白い陶器に絵などを焼き付けた「ポーセラーツ」と呼ばれる食器を中心に販売。出産や誕生日、端午の節句などに合わせたオーダーメードも多い。ペットの食器などもある。

 2人は製作体験も受け入れており、体験施設をつくることも検討している。

 一方、ネイルサロン「eori.nail(エオリ・ネイル)」をオープンしたのは、藤原由香里さん(39)。合成樹脂でできた液を塗り、発光ダイオード(LED)ライトをあてて固めるジェルネイルで、藤原さんの工夫もあって1カ月程度、きれいな状態が保てるという。爪の形や艶などにもこだわっており、2日前までの予約が必要。

 連絡は各店名などのインスタグラムアカウントや、LINE(ライン)の「@eori」から。平日を中心に営業。

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