衰退した養父市のコイ文化を復活させようと、京都産業大経営学部の学生らが、養父神社(養父市養父市場)で11月にあった「やぶもみじまつり」で、自らが考案したコイ料理を振る舞った。試食した観光客らは、珍しい食材のおいしさに笑顔を見せていた。(吉田みなみ)
コイ文化は養父市場地区を中心に栄え、かつては食用や鑑賞用を育てる養殖業者も多かったが、現在は衰退した。同市出身で同大2年生の中道公太さん(20)がコイ文化に着目。多くの人に味や歴史を知ってもらおうと、ゼミ活動の一環でコイ料理の開発に取り組んでいる。8月には同市を訪れ、地元住民らから昔ながらのコイ料理の作り方を教わっていた。