■岩石などの販売が問題視される
国連教育科学文化機関(ユネスコ)による世界ジオパークの再認定に向け、2年間の期限内での課題改善を求められていた「山陰海岸ジオパーク」の審査が6日から、兵庫、京都、鳥取の3府県で始まった。今回は、玄武洞公園そばの民間施設での岩石などの販売が特に問題視されており、ユネスコの審査員2人が10日まで各地を回って対応状況などを確認する。(阿部江利)
山陰海岸ジオパークは2010年に世界ジオパークに初認定された。4年ごとに再認定審査があるが、22年の審査で「条件付き再認定」となり、関係市町や団体でつくる山陰海岸ジオパーク推進協議会が対応を進めてきた。