「バアン!」。轟音とともに花を咲かせる大輪=香美町香住区下浜(8秒露光)
「バアン!」。轟音とともに花を咲かせる大輪=香美町香住区下浜(8秒露光)

 港町に夏の訪れを告げる「香住ふるさとまつり海上花火大会」が27日夜、香美町香住区の香住湾で開かれ、約5千発の花火が夜空に鮮やかな光跡を描いた。(長谷部崇、丸山桃奈)

 町の関係団体でつくる総合委員会の主催で、47回目。香住浜の沖合約350メートルに浮かぶ台船からスターマインや尺玉が続々と打ち上がり、「美しき天女の羽衣」「希望のレインボーアーチ」など10プログラムを繰り広げた。今年は岐阜県大垣市の花火会社「高木煙火」が担当し、玉数もこれまでから倍増した。

 香住の花火大会は湾一帯の広範囲で楽しめるのが特徴で、地蔵鼻展望台(同区下浜)から観覧した新温泉町の女性(31)と長男(2)は「花火キレイだったね」とうれしそうだった。