新温泉町地域おこし協力隊の小林将朋さん(44)が、浜坂で水揚げされたアジやエビの揚げたてをサンドイッチで販売するキッチンカー「ハマサカサンド」を始めた。「浜坂の魚をもっと好きになってもらいたい」と意気込んでいる。(長谷部崇)
小林さんは、大阪や東京で飲食店のブランディングなどの仕事を経験し、2023年に新温泉町にUターン。地域おこし協力隊員として、水産振興や魚食普及に取り組む。旬の魚や旅館などを紹介する旅行者向け情報誌「Nマガジン」を発行するほか、浜坂漁協の交流サイト(SNS)では「息を呑(の)む緋色(ひいろ)と極上の甘み」(アカエビ)など、競りに並んだ魚を印象的なフレーズと動画で発信している。