【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日、イランが濃縮度60%のウランを中部イスファハンの核施設で保管しているとの見方を示した。訪問先のパリで記者団に述べた。保管されている場所は核施設の地下深くに造られており、昨年6月の米国とイスラエルの攻撃で深刻な被害を受けなかったとしている。

 ロイター通信によると、グロッシ氏は昨年6月の攻撃前の時点でイスファハンの核施設には高濃縮ウランが「200キロ以上保管されていた」と指摘。その後もウランが「移送されたことを示す動きはない」とし、今年2月末からの米イスラエルによる攻撃後も残存しているとの考えを示した。