兵庫県新温泉町は、6月末に北海道士別市から同町丹土の但馬牧場公園に来たヒツジのメス2匹が相次いで突然死したと発表した。いずれも1月下旬に生まれた子ヒツジで、同公園で夏休み中に一般公開を始める計画だった。
英国原産で、顔が黒い「サフォーク種」。町制20周年の記念事業として、これまで同公園にいなかった品種を購入し、体重約60キロに育っていたが、7月16日と8月5日に突然死した。いずれも前日まで餌を食べ、運動していたが、当日に体調が急変したという。
慣れない環境や暑さが影響した可能性もあり、県朝来家畜保健衛生所が死因を調べている。同公園は「非常に残念。原因が分かれば、二度とこうしたことが起きないよう対応したい」とコメントした。(長谷部崇)