コウノトリの保護増殖に尽力した松島興治郎さんの歩みを紹介する紙芝居。物語を手がけた山下美登理さん(右)、イラストを担当した桐島杏莉さん=豊岡市祥雲寺
コウノトリの保護増殖に尽力した松島興治郎さんの歩みを紹介する紙芝居。物語を手がけた山下美登理さん(右)、イラストを担当した桐島杏莉さん=豊岡市祥雲寺

 日本の野生コウノトリを人が守り育て、増やす「保護増殖」などに取り組んだ県立コウノトリの郷公園の元飼育長、松島興治郎さん(84)の歩みを紹介する紙芝居「松島さんとコウノトリ」が9月に完成し、豊岡市祥雲寺の市立コウノトリ文化館で展示が始まった。鳥たちが次々に死んで絶滅した苦難を経て、2005年9月にようやく初放鳥がかない、鳥たちが空を舞うまでの道のりを12枚の絵と物語で伝える。10月30日まで。(阿部江利)