1925年の北但大震災で一帯が全焼した城崎温泉街について、主要な通りに現存する建物の6割近くが、復興期に当たる太平洋戦争前の建築であることが京都工芸繊維大学(京都市)の清水重敦教授(54)=建築史=と地元住民グループの共同研究で分かった。大谿川や通り沿いに縁側を設け、上等な部屋をつくった特徴がみられ「古い建築がこれだけ残る地域は珍しい」としている。(阿部江利)
1925年の北但大震災で一帯が全焼した城崎温泉街について、主要な通りに現存する建物の6割近くが、復興期に当たる太平洋戦争前の建築であることが京都工芸繊維大学(京都市)の清水重敦教授(54)=建築史=と地元住民グループの共同研究で分かった。大谿川や通り沿いに縁側を設け、上等な部屋をつくった特徴がみられ「古い建築がこれだけ残る地域は珍しい」としている。(阿部江利)