朝来市から参加した車いすユーザー藤谷翼さんと、傍らで見守る河合美智子さん=全但バス但馬ドーム
朝来市から参加した車いすユーザー藤谷翼さんと、傍らで見守る河合美智子さん=全但バス但馬ドーム

 豊岡市日高町名色の全但バス但馬ドームであった「モルック無料体験会」に参加した。「モルック」とは、木の棒を投げて1から12までナンバリングされたピンを倒し、先に50点ぴったりになった方が勝つニュースポーツだ。

 投げる棒もピンも天然木というのがすこぶる良い。複数倒れたらその本数、1本だけなら書いてある数字を加算して、50点を超えると持ち点は半減する。倒れたピンはその場で立て直すので、ゲームが進むにつれ範囲は広がり、戦略を変えなければならない。

 49点なんかになったら、次は1のピンだけを倒さないと上がれないので、難易度は一気に高くなる。3回続けて当たらない場合は失格で、これもプレッシャー。つくづくよく練られたルールだと思う。

 私自身は、3年ほど前に但馬ドーム応援隊「ファンクラブ」に入って以来、しばしばプレーするようになった。ドームの運営協議会委員となった最近は道具を買い込み、自宅でも練習に余念がない。

 体験会はグラウンド・ゴルフの猛者たちや小さな子のいる家族連れ、車いすユーザーなどで盛況だった。ほとんどは初心者だが、すぐに夢中になった様子だった。

 一緒にプレーした車いすの藤谷翼さんはアグレッシブで、難しいショットにもどんどん挑戦し、最初は先輩風を吹かしていた私が焦るほどめきめき上達した。老若男女問わず、障害があっても気軽に楽しめるのがモルックなのだ。

 さまざまなスポーツに触れられる但馬ドームだが「チームを作って大会に出たい」という思いもあり、今後は特にモルックに注力するという。体験会やイベントなどを企画するそうで、ホームページやインスタグラムの情報をチェックしてほしい。

 大会も積極的に誘致する。近年、全国的に競技人口が増えていることもあり開催のハードルは高いだろうが、但馬ドームはなんといっても天候に左右されない。モルックの聖地になる日も夢じゃないかも!?