農家民宿「森の風土」の前で、どぶろく「森のふど子」を手にする唐渡たかねさん(右)と民宿オーナー森田忠さん=丹波篠山市川原
農家民宿「森の風土」の前で、どぶろく「森のふど子」を手にする唐渡たかねさん(右)と民宿オーナー森田忠さん=丹波篠山市川原

■PRソングも制作「ぼたん鍋に合う」

 丹波篠山市で唯一となる、市内産のどぶろく販売が5月から始まる。手がけるのは、同市下板井の唐渡たかねさん(63)。日本酒好きが高じ、福住地区の農家民宿「森の風土」(同市川原)とタッグを組んで企画した。銘柄名は、民宿にちなんだ「森のふど子」。郷土料理の「ぼたん鍋」にも合う素朴でパンチのあるお酒として、自ら醸造し、宿泊客らに提供する。唐渡さんは、ふど子のキャラクターを創作し、PRソング「ふどこどこのこ」まで制作する熱の入れよう。「どぶろく造りの仲間を増やし、いつか『どぶろく祭り』を開きたい」と夢を描く。(堀井正純)