丹波篠山市出身の落語家桂文珍さんの「芸歴55周年記念 ふるさと独演会」が7月7日午後2時から、田園交響ホール(同市北新町)で催される。七夕の日に、上方落語界の重鎮が地元で円熟の話芸を披露する。
丹波篠山ふるさと応援団団長を務める文珍さんは、京都府に近い市内東部の農家の長男。1969年に3代目桂小文枝師匠に入門した。キャッチフレーズを「丹波篠山の農業青年」としていた時期もある。古典落語だけでなく、時事ネタを取り込み、世相を風刺した創作落語も得意とする。
独演会は毎年の恒例イベントで15回目。客席は完売の人気ぶりで、立ち見席のみ販売している。立ち見席は一般2500円、65歳以上千円。同ホールTEL079・552・3600
(堀井正純)