梅雨入りし、日差しや雨によって青葉が日増しに緑を濃くしている。紅葉の名所として知られる兵庫県丹波篠山市東本荘の洞光寺では、カエデの木々が周囲を緑に染め、池の水面にも緑が映り込んで揺れている。
南北朝時代に創建されたという古刹(こさつ)。静かな境内に鐘の音が響く。みずみずしい、青もみじの美に心洗われるようだ。
境内にある稲荷社の赤鳥居と青葉の対比がとりわけ鮮烈だ。「赤」と「緑」は互いの色を引き立て合う「補色」の関係。人工物と自然とが生み出す景観に、しばし暑さを忘れる。
同寺TEL079・556・2149
(堀井正純)























