東北が拠点の「みちのくプロレス」に所属する、のはしたろう選手(44)=兵庫県神戸市垂水区出身=が23日、同市中央区の神戸サンボーホールで13回目の凱旋(がいせん)興行を開く。卒業した伊川谷北高校(同市西区)の在校生は入場無料にしてきたが、学校統合により本年度でその名は消える。「『イカキタ』がなくなるのは寂しい。戦う姿を見て何かを感じて」と思い出深い母校の後輩らに来場を呼びかける。
小学生時代にプロレスファンになり、伊川谷北高では「プロレスラーの体を手に入れたい」と柔道部に入った。3年生で受験勉強中に「本当に大学で学びたいのか」と疑問を抱き、プロレス挑戦を決意した。
人気商売で、生活できるかどうかは未知数。のはし選手が今も「真剣に止めてくれた」と感謝するのが、柔道部顧問だった進藤義和さん(77)だ。「プロは甘くない」「気軽に『なりたい』というだけで、なるのは違うんちゃうか」
強い反対を押し切って本場メキシコでデビューし、身長159センチの体で全力ファイトを続ける。その情熱に恩師も次第に応援してくれるようになり、2013年から開く凱旋興行は、ほぼ毎回観戦している。
興行では母校の神戸市立千代が丘小や星陵台中(ともに同市垂水区)、伊川谷北高の統合で誕生した神戸学園都市高(同市西区)の在校生も入場無料(いずれも身分証明書必要)にしてきた。阪神・淡路大震災の遺児らの支援施設「神戸レインボーハウス」(同市東灘区)からも招待する。
のはし選手は「プロレスが楽しくて、ずっとこの世界にいたい。試合を直接見て、その面白さを知ってほしいし、そんな先輩を通して将来のキャリアを考える参考にもなれば」と話す。5試合を予定。みちのくプロレスTEL019・687・2431(伊丹昭史)
























