解体作業が始まった空き家=高砂市北浜町西浜
解体作業が始まった空き家=高砂市北浜町西浜

 高砂市北浜町西浜にある所有者がいない空き家について、市は19日、倒壊の恐れがあるとして解体作業を始めた。空き家対策特別措置法に基づく略式代執行で、同市では初めて。

 築60年以上とみられる木造平屋と離れで、延べ床面積は約64平方メートル。老朽化し、屋根と壁が崩れている。住んでいた所有者が2010年に死去し、相続人がいなかった。解体費用約316万円は市がいったん負担するが、回収の見通しは立っていない。