日照時間に恵まれ、例年より一回り大きく、濃厚な甘さに仕上がった「いなみ野メロン」=稲美町北山
日照時間に恵まれ、例年より一回り大きく、濃厚な甘さに仕上がった「いなみ野メロン」=稲美町北山

 兵庫県稲美町の特産品「いなみ野メロン」の販売が始まった。梅雨入りが遅く、日照時間が長かった影響で例年に比べて一回り大きく、濃厚な甘さに仕上がった。生産農家が24日、同町北山のJA兵庫南稲美営農経済センターに集まり、出荷時の箱詰め方法などを確かめ合った。

 いなみ野メロンは同JA「メロン部会」に所属する同町内の農家12軒が、約1・5ヘクタールで栽培。糖度13度以上を基準に、形や色が最も整った「赤秀」、次ぐ品質の「青秀」が店頭に並ぶ。それぞれに、コクのある甘みの「赤肉」、さっぱりとした甘みの「青肉」がある。今季は糖度が高く、甘みが強い物も多いという。