不要になった学生服を袱紗やバッグに生まれ変わらせることを発案した「さくらや」の喜多サユリさん=加古川市西神吉町宮前
不要になった学生服を袱紗やバッグに生まれ変わらせることを発案した「さくらや」の喜多サユリさん=加古川市西神吉町宮前

 学生服リユース「さくらや加古川店」(加古川市西神吉町宮前)が、不要になった学ランやセーラー服を再利用し、価値の高い製品に生まれ変わらせる「アップサイクル」を始めた。同市内の中学では新タイプの制服への切り替えが進み、引き取った制服のリユースができなくなってしまう。そこで、店主の喜多サユリさん(63)が発案し、障害者の就労継続支援B型事業所「アステル」(同市加古川町篠原町)が学ランのトートバッグとセーラー服の袱紗(ふくさ)を製作する。28日に市内のイベントで発売後、自宅にある学生服を素材にしたオーダーを受け付ける。(増井哲夫)