愛知・名古屋アジア大会は、19日で開幕まで1年。日本選手団は一線級の選手をそろえて臨む方針だ。夏季大会では1994年広島大会以来となる地元開催で、日本オリンピック委員会(JOC)は各競技団体に対し、トップ選手の参加を要請。2028年ロサンゼルス五輪に向け、世界レベルの若手が躍動する大会となりそうだ。
世界選手権の東京開催で盛り上がる陸上では、男子100メートルで10秒00をマークした清水空跳や、女子800メートルで日本記録を持つ久保凜らに注目が集まる。競泳も、18歳の成田実生が世界選手権女子400メートル個人メドレーで銀メダルに輝いたほか、男子平泳ぎで大橋信が高校新記録を連発する。
柔道は、覇権奪還を期す男子100キロ級で世界選手権2年連続表彰台の20歳、新井道大らの奮闘が光る。体操男子で次世代の中心選手と期待される19歳の角皆友晴は、地元の愛知県出身だ。
卓球は昨年のパリ五輪女子団体銀メダルメンバーの17歳、張本美和を擁する。新体操も、8月の世界選手権で史上初の団体総合金メダルと勢いづく。