【ロンドン、エルサレム共同】ポルトガル外務省は19日、パレスチナを21日に国家として承認する方針だと発表した。ロイター通信が報じた。22日に米ニューヨークの国連本部で予定されるパレスチナ問題解決のための国際会議に先立ち、正式に宣言する。英国やフランス、カナダなども近く国家承認する意向を表明している。

 ポルトガルは国家承認に慎重姿勢だったが、パレスチナ自治区ガザの人道危機が深刻化していることを受け、イスラエルへの圧力を強化する決断に踏み切った。

 一方、イスラエル軍はガザ市の制圧を目指し攻撃を継続。パレスチナ通信は20日、軍がガザ市で住宅区域を空爆し、少なくとも11人が死亡したと伝えた。