親が亡くなった後の住まいに「自身が住みたい」と回答した子世代は13.5%にとどまる(長野市)

親が亡くなった後の住まいに「自身が住みたい」と回答した子世代は13.5%にとどまる(長野市)

 親が住まなくなった実家を整理・処分する「実家じまい」が進んでいない。マンション買い取り再販を手掛けるすむたす(東京・中央)の調査では、親・子世代の7割が実家の処分について会話したことがなかった。団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降は「大相続時代」を迎えるとされ、社会課題になりそうだ。

 すむたすが7月1~10日に、全国の60~89歳の親世代(有効回答108人)、30~59歳の子世代(同111人)を対象として、インターネットで調査した。対象とした親世代は、持ち家があって、子どもと別居している状態。子世代は、両親の少なくとも一方が存命し、別居している。