事件の容疑者追跡や行方不明者捜索に貢献した警視庁の警察犬の慰霊祭が23日、東京都板橋区の「東京家畜博愛院」で開かれた。担当者らは慰霊碑の前で手を合わせ、現場で共に汗を流した「仲間」たちの活躍をねぎらった。警視庁によると、前回の慰霊祭があった昨年9月23日以降、12頭が埋葬され、計299頭が合祀されている。
警察犬を訓練し、事件や災害現場で共に活動する鑑識課や警備2課の担当者ら約30人が参加。畑孝博鑑識課長は慰霊式後の取材に「課の一員として全力で職務に取り組んでくれた」と感謝した。
鑑識課によると、今年2月に死んだラブラドルレトリバーの「イルミナ号」は、計117回出動した。