アパレルメーカーなどの在庫品を安く販売する学内限定イベントの様子=西宮市池開町6、武庫川女子大(ディープサンクス提供)
アパレルメーカーなどの在庫品を安く販売する学内限定イベントの様子=西宮市池開町6、武庫川女子大(ディープサンクス提供)

 アパレル業界が抱える過剰在庫問題の解決を目指し、企業と大学が手を組む動きが出ている。武庫川女子大(西宮市)経営学部は5~7月、大阪市のアパレル会社の協力を得て、売れ残った在庫品を学生に割安で販売するイベントを開催。「実践学習」の一環として業界の課題を学びつつ、在庫の削減▽物価高に悩む学生の生活支援▽環境負荷の軽減-という「三方良し」の仕組みづくりを体験した。(谷口夏乃)

 武庫川女子大で7月17、18日、ブランドの洋服やかばん、靴などの販売会が開かれた。「最大90%OFF」「もちろん新品550円」。通常の店舗では見られない格安価格で売られた。