【イスラマバード共同】広島と長崎への原爆投下80年を機に、核兵器保有国パキスタンで反核を訴える芸術家バシル・アハマドさん(71)の展覧会が23日、首都イスラマバードで開かれた。被爆者の苦難を想像しながら、叫び声を上げる顔や傷ついた腹部などをかたどった真ちゅう製の像を展示。
パキスタン日本文化協会の主催。赤松氏はアハマドさんらとテープカットし「パキスタンや世界の人々に悲惨な被爆の実相を理解していただきたい」と記者団に述べた。
アハマドさんは「人々が平和に暮らせる世界を望んでいる」と表明。事前の取材には「作品が日本人にも影響を与えられれば本望だ」と話した。広島での開催も模索している。