デンマークのフレデリクセン首相
 デンマークのフレデリクセン首相

 【ロンドン共同】デンマーク警察は22日夜、首都コペンハーゲン近郊の空港周辺上空で大型の無人機2、3機が目撃され、空港が一時閉鎖されたと発表した。同日にはノルウェーの首都オスロ近郊の空港周辺やスウェーデン南部マルメでも無人機の目撃情報があった。それぞれの関連は不明。

 デンマークのメディアによると、フレデリクセン首相は23日、「深刻な侵入行為だ」と懸念を表明。ルーマニアやポーランドで相次いだロシア無人機による領空侵犯の可能性について「完全に排除はできない」と述べた。

 ロシアのペスコフ大統領報道官は23日「毎回、根拠のない非難が聞こえてくる」と述べ、ロシアと結びつける欧州諸国を批判した。