【ニューヨーク共同】中国の李強首相は26日、国連総会一般討論で演説し、創設80年の節目を迎えた国連を中心とする国際システムによって人類は平和と発展、繁栄を実現したと述べ、国連の役割を評価した。「各国と共に国連の地位と権威を守りたい」と強調。国連が機能不全に陥っていると批判したトランプ米大統領に対抗し、国際協調を進める姿勢を示した。
李氏は「気候変動は人類が直面する重大な試練」だと訴え、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」を着実に進める方針をアピールした。23日の国連総会演説で地球温暖化や気候変動対策を否定したトランプ氏との違いを鮮明にした。