神戸空港と北京大興国際空港を結ぶ国際チャーター便を28日から運航する予定だった中国の大手航空会社、中国東方航空が就航時期を延期することが26日、関西エアポートなどへの取材で分かった。中国国内の諸手続きに時間を要しているといい、同航空から連絡があったとしている。就航時期の見通しに関する情報はないという。
神戸と北京を1日1往復運航し、神戸には午後1時に到着後、同2時に出発するダイヤを7月に発表していた。航空券の発売前だったため、延期に伴うキャンセルは発生しないという。
中国東方航空は上海に本社を置き、中国国際航空、中国南方航空とともに中国三大航空会社の一つとして知られる。4月18日に国際化した神戸空港で、定期的に国際チャーター便を運航する5社目の航空会社となる予定だった。
就航を発表した7月の記者会見で、中国東方航空側は10月1日の国慶節(建国記念日)に伴う連休前に就航させる意義を強調していた。(大島光貴)