【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、金正恩朝鮮労働党総書記が26日に核関連分野の科学者や技術者と重要会議を開き、核戦力の増産と高度化を目指す考えを表明したと報じた。金氏は「核戦力を中軸とした力による平和の維持は絶対不変の立場だ」と表明。今年の核物質生産の能力拡張計画についても報告を受けた。
米朝対話の再開に意欲を示すトランプ米大統領を念頭に、金氏は非核化に応じない姿勢を繰り返し誇示している。会議では「核対応の態勢を進化させ続ける」と述べ、核戦力を向上させるために党と政府が核技術分野の発展を最優先に支援する考えを示した。