石破茂首相は3日、首相官邸で開かれた政府の規制改革推進会議で、人工知能(AI)で制御するロボットなどを含む「フィジカル(物理的)AI」について「先回りした規制、制度改革を進める重要性が一層高まっている」と述べた。

 石破政権下では最後の会議となる見通しで「引き続き規制改革を議論していただきたい」とあいさつ。無人で自動走行するトラクターなど「ロボット農機」の公道での走行を制度化することや、所有者が分からなくなっている土地について、農地の集約や工場建設でAIを活用する制度設計を挙げ「具体的な成果を上げることができた」と強調した。